つくばオペラフィオーレ創立20周年記念公演
コジ・ファン・トゥッテ(人生みんなこうしたもの)
2009年4月19日(日)午後15:00 開演 つくば市ノバホール(全席自由) 前売り券 3000円 当日券 3500円
作曲:W・A・モーツァルト
脚本日本語版 石井健三

指揮 高橋誠也
演出 岡田直子
管弦楽 アンサンブル・フォウ・ユウ
鍵盤楽器 松崎充代
打楽器 黒瀧優子
≪キャスト≫
フェランド 所谷直生(客演)
グリエルモ 伊藤和広(客演)
ドン・アルフォンゾ 仁上智弘(客演)
フィオルディリージ 大川晴加(一幕)
五木田みどり(二幕)
ドラベッラ 成田明美(一幕)
田中宏子(二幕)
デスピーナズ 柴田真理
若林美恵子
市民たち 召使たち オペラフィオーレ女声合唱
劇団MMC
あらすじ:
第1幕
親友のグリエルモ(伊藤和広)とフェランド(所谷直生)には、あるお金持ちの令嬢姉妹と恋愛関係が進んでいて、今朝もこれからデートのために彼女たちの家へ向かうところです。グリエルモには姉のフィオルデリージ(大川晴加)、フェランドには妹のドラベッラ(成田明美)のカップルです。金持ちで美しい令嬢の恋人となる二人の若者にとって今最高の気分です。
彼らの友人ドン・アルフォンゾ(仁上智弘)には、彼らほどの自信も情熱もありません。そこで一計を案じ、恋人たちの貞節さを賭けてひと勝負することで彼らを巻き込んでいきます。
国連軍に参加し今日から外国に出かけると嘘の芝居を打ち、後で変装したアラブの王子様になって各々相手の恋人に求愛をしたらどうなるか、男たちが情熱と金の力で令嬢たちを口説き落せるか否か、それとも女たちが誠実と愛情で貞節を守り通し貫くか否か、お金と名誉と自尊心を賭けた勝負が始まりました。
令嬢姉妹には2人の女中デスピーナ(柴田真理・若林美恵子)が仕えております。この勝負に勝つためには、聡明で貪欲な2人のデスピーナの協力が必要と考えたドン・アルフォンゾは、お金で2人の助演参入に成功します。勿論女中デスピーナはアラブの王子様が変装だとは知りませんが、かえってお嬢様たちがアラブの王子様と結婚できれば、自分たちの出世にもなるわけで、嘘の毒薬作戦では嘘の名医に成りすまし助けるという役をかってでます。毒薬作戦は失敗になりそうでしたが、令嬢たちの母性本能が目覚めていきます。
第2幕
さらに贈り物作戦や写真作戦を立て続けに試みた結果、姉のフィオルデリージ(五木田みどり)と妹のドラベッラ(田中宏子)には少し微妙な変化が芽生え始めています。頃合いをみて次なる愛のセレナータ作戦に撃って出て、遂にデートするまで漕ぎ着けました。姉にはフェランド扮するセンプローニオ王子が、妹にはグリエルモ扮するティーツィオ王子が、本格的なラブアタックを仕掛けます。最初に落ちたのは妹のドラベッラでした。姉のフィオルデリージは一線を越えませんでした。
姉の恋人グリエルモは、姉フィオルデリージの貞節を勝ち得た安堵感と、妹ドラベッラを恋に落とした満足感と、賭けに勝った自尊心に喜びます。有頂天になったグリエルモには、悲しみのフェランドにはいたわりの言葉も出ません。怒りと悔しさでフェランドは自分の命を賭けて愛の勝負に出るのでした。切実で必死な姿を見た姉姉のフィオルデリージも遂に落ちてしまいます。天国から地獄へ落ちたグリエルモとフェランド。ドン・アルフォンゾは見事に賭けに勝ったと思い『コジ・ファン・トゥッテ』と高らかに歌います。
新たな人生を選んだ女たちは正に幸せの絶頂です。王子妃となる令嬢姉妹と王室付き召使頭になる女中たちには、男たちの復讐劇が待ち構えていました。
結婚式を早急に挙げるために、結婚保証人の弁護士になりすましたデスピーナが式を進めています。しかし突然、国連軍の帰還が始まり恋人たちが帰ってきました。てんやわんやの結婚式会場です。
過去を忘れようとした女たちは、とんだ茶番劇で賭けをして騙した男たちは、お互いの結末と罪の許しを請い、元のさやに納まるように心を開き合います。『人生みんなこんなもの、男も女も本当の愛を探さなければ。』と円く治めるドン・アルフォンゾでした。
「試練を乗り越えた時に人は成長するし、人を成長させることが出来る」
Yby つくばオペラフィオーレ


